岩手県立美術館

コレクション展

第3期 特集:新収蔵作品のご紹介2

日時
2026年10月18日(日)-2027年1月24日(日)
場所
常設展示室

詳細

前期:10月18日(日)-12月6日(日)
後期:12月8日(火)-2027年1月24日(日)


 岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
 第2期に続き、令和7年度の新収蔵作品をご紹介する今期では、1960年代、岩手の前衛美術グループ「集団N39」の代表作家として活躍した大宮政郎(おおみや・まさお)、柵山龍司(さくやま・りゅうじ)の作品を中心に展示します。
 大宮は集団N39での活動期、金網やチューブなどの工業製品を組み合わせて人体のパーツを表すなど、独創的な作品を生み出しました。グループ解散後も表現を模索し、やがて鉛筆や墨、顔料等によるドローイングへと展開します。今回コレクションに加わったドローイングのひとつ、「天駆ける鬼」シリーズは、晩年に視力の低下に苦しみながらも制作を続けた時期の作品です。顔料を付けた手足を版として紙に押し付け、生々しい肉体の痕跡を残した本作からは、大宮の創作にかけた熱意がうかがえます。
 初の収蔵作家となった柵山は、盛岡市に生まれ、盛岡駅前や県営運動公園などにモニュメントを制作したことでも知られています。柵山にとって制作とは、現代社会を生きる中で感受した不可視なものを、平面や立体に表して確かめる作業だといいます。そうした考えのもと、油彩や鉄、合板など、様々な素材を用いて表現を追究しました。本特集では、新たに取得した柵山の初期から晩年までの代表作を通し、その創作の軌跡をご覧いただきます。
 このほか、生涯一貫して「人」をテーマに制作した松田松雄(まつだ・まつお)、現在も活躍中の版画家の戸村茂樹(とむら・しげき)、「もの派」の代表作家である菅木志雄(すが・きしお)の作品も加わり、当館のコレクションがさらに豊かになりました。
 今期の展示では、昭和中期から現代に至るまでの岩手の美術の歩みを、新収蔵作品とともにご紹介します。岩手ゆかりの作家による多彩な表現をごゆっくりご覧ください。

大宮政郎《天駆ける鬼》2020年(後期)

常設展示室(特集展示以外)

深澤紅子《少女像 青いスカーフ》
川杉雅江《北国の伝説》
菅沼禄《楕円(2010-1)》 ほか

萬鐵五郎展示室

《雲のある自画像》
《飛び込み》
《水着姿》  ほか

松本竣介・舟越保武展示室

松本竣介
《有楽町駅附近》
《水を飲む子ども》
《建物》 ほか

舟越保武
《R嬢》
《萩原朔太郎像》
《マグダラ》 ほか

各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。

関連イベント


コレクショントーク

日時:毎月第2・第4土曜日 11:30-(30分程度)

「萬鐵五郎」「松本竣介」「舟越保武」など、毎回テーマを設定し、学芸員が展示解説を行います。

*開始時間は変更する場合があります。

*参加ご希望の方は当日観覧のための常設展観覧券をお持ちの上、直接常設展示室にお越しください。

ボランティア作品解説

友の会ボランティアが常設展の展示作品について解説します。実施日時は前月下旬に当館ウェブサイトにてお知らせします。

 

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12/29~1/1)