岩手県立美術館

コレクション展

第1期 特集:没後20年 村上善男

日時
2026年5月1日(金)-2026年7月12日(日)
場所
常設展示室

詳細

前期:5月1日(金)-5月31日(日)

後期:6月2日(火)-7月12日(日)


 岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、季節ごとに年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
 今期の特集では、戦後岩手を代表する前衛美術家、村上善男(むらかみ・よしお)の没後20年を記念して、その生涯の仕事をご紹介します。1933(昭和8)年、盛岡市の染物屋に生まれた村上は、岩手大学在学中に二科展に入選した後、1957(昭和32)年、中学校教諭として赴任した岩手町で、美術団体「エコール・ド・エヌ」を結成します。1961(昭和36)年に、盛岡へ転勤すると、注射針を使ったアッサンブラージュ作品を発表する傍ら、大宮政郎(おおみや・まさお)、柵山龍司(さくやま・りゅうじ)らと、「集団N39」を立ち上げ、前衛美術運動を展開しました。その後、1968(昭和43)年には宮城県仙台市に、1982(昭和57)年に、青森県弘前市へと居を移した村上は、「気象図シリーズ」や、「釘打ちシリーズ」など、自身の住まう土地にインスピレーションを受けた作品を制作。晩年は花巻市にアトリエを構えました。「民俗の最深部は現代美術の最前線に通底する」という信念のもと、東北の風土の中で創作活動を続けた村上善男の多彩な表現をお楽しみください。
 このほか常設展示室では、岩手の近代洋画発展に大きな役割を果たした清水七太郎(しみず・しちたろう)や五味清吉(ごみ・せいきち)らの作品から、最初期の女流洋画家である、深澤紅子(ふかざわ・こうこ)、橋本花(はしもと・はな)、さらには小野隆生(おの・たかお)や、宇田義久(うだ・よしひさ)といった、現在も活躍中の現代作家の作品をご覧いただきます。また工芸コーナーでは、伝統的な秀衡塗や浄法寺塗に現代的なデザインを盛り込んだ漆芸家、古関六平(こせき・ろくへい)の作品を展示します。

村上善男《流点座標 Current Coordinates》1960年

常設展示室(特集展示以外)

五味清吉《サロンをまく女》
深澤紅子《少女たち(姉妹)》
宇田義久《water-line 07-02 (yellow)》 ほか

萬鐵五郎展示室

《風船をもつ女》
《絵を描く自画像》
《木の間から見下した町》 ほか

松本竣介・舟越保武展示室

松本竣介
《有楽町駅附近》
《序説》
《街(自転車)》 ほか

舟越保武
《隕石》
《聖セシリア》
《その人》 ほか

各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。

関連イベント


没後20年記念シンポジウム「村上善男を語る」

日時:2026年5月31日(日)  14:00-17:00
会場:ホール

コーディネーター 平澤 廣 氏[萬鉄五郎記念美術館館長]
第1部 作品を語る
三上 満良 氏[美術史研究家、元宮城県美術館副館長]
工藤 健志 氏[田川市美術館館長、元青森県立美術館美術企画課長]
第2部 人を語る
松尾 一男 氏[美術家]
田中 久元 氏[元田中屋画廊主]
石山 朱音 氏[村上善男長女]

コレクショントーク

日時:毎月第2・第4土曜日 11:30-(30分程度)

「萬鐵五郎」「松本竣介」「舟越保武」など、毎回テーマを設定し、学芸員が展示解説を行います。

*開始時間は変更する場合があります。

*参加ご希望の方は当日観覧のための常設展観覧券をお持ちの上、直接常設展示室にお越しください。

ボランティア作品解説

友の会ボランティアが常設展の展示作品について解説します。実施日時は前月下旬に当館ウェブサイトにてお知らせします。

 

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12/29~1/1)