岩手県立美術館

企画展

舟越桂展

日時
2004年1月24日(土)〜2004年3月28日(日) 
場所
企画展示室

詳細

会  期: 2004年1月24日[土]-3月28日[日]
主  催: 岩手県立美術館、朝日新聞社、岩手朝日テレビ
後  援: 岩手日報社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、エフエム岩手
企画協力: 西村画廊
出品点数: 62点
観 覧 料: 一般/800円(650円) 高校・学生/500円(400円)
小・中学生/300円(250円)
( )内は20名以上の団体料金
企画展の観覧料で常設展もご覧になれます
盛岡市出身の舟越桂(1951〜)は、東京造形大学、東京藝術大学大学院で学んだのち、80年代初めから(くすのき)を素材とした人物像の制作を始めます。彩色を施した等身大の木彫半身像に大理石の眼をはめ込んだスタイルの作品は、具象彫刻の新たな可能性を切り開くものとして注目を集めました。以後、ヴェネツィア・ビエンナーレやサンパウロ・ビエンナーレをはじめとする主要な国際展への出品や、海外での個展開催、国内においては平櫛田中賞や中原悌二郎賞の受賞など、その活躍にはめざましいものがあります。
また、近年ではベストセラー小説『永遠の仔』(天童荒太著)の表紙に作品が掲載されたことにより、独特の表情と雰囲気を湛えた舟越の人物像は、さらに幅広い層からの関心を得ることとなりました。
初めての本格的な回顧展である本展では、初期から最新作までの彫刻作品38点に加えて、ドローイングや水彩作品19点、さらに今回岩手県立美術館での開催にあたって、盛岡市内のコレクターから特別に御出品いただいた作品5点の展示により、舟越の創作活動の歩みをご紹介します。人間という存在に対する尽きない興味と、楠という素材への深い愛着に支えられた舟越の豊かな作品世界をお楽しみください。


◆舟越桂(ふなこし・かつら) 略歴◆
1951 岩手県盛岡市に生まれる
1975 東京造形大学彫刻科卒業
1977 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻終了
1982 ギャラリーオカベ(東京)にて個展
1985 西村画廊(東京)にて個展
1986-1987 文化庁芸術家在外研修員としてロンドンに滞在
1988 第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ(イタリア)参加
1989 第20回サンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル)参加
1992 ドクメンタⅨ(ドイツ)、第9回シドニー・ビエンナーレ(オーストラリア)参加
1995 第26回中原悌二郎賞優秀賞を受賞
1997 第18回平櫛田中賞を受賞
1999-2000 イギリス、ドイツにて個展
      (アネリー・ジュ ダ・ファインアート、レックリングハウゼン美術館、
      ハイルブロン市立美術館)
2003 第33回中原悌二郎賞を受賞
2003-2004 舟越桂展(東京都現代美術館ほか全国6会場)

関連イベント

■舟越桂講演会 講師:舟越桂氏(本展出品作家)
 2月15日[日]14:00-15:30
■ギャラリートーク
 2月6日[金]・2月20日[金]・3月5日[金]・3月19日[金] 各日14:00-

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)