岩手県立美術館

企画展

レイモン・サヴィニャック展 パリの空のポスター描き

日時
2007年7月28日(土)〜2007年9月24日(月) 
場所
企画展示室

詳細

会  期: 2007年7月28日[土]-9月24日[月・祝]
主  催: 岩手県立美術館、産経新聞社、めんこいテレビ、マ・シェリ
後  援: フランス大使館、NHK盛岡放送局、岩手日報社、IBC岩手放送、テレビ岩手、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、岩手ケーブルテレビジョン
企画協力: サントリーミュージアム[天保山]
出品作品: サントリーミュージアム[天保山]所蔵のポスター96点
観 覧 料: 一般/800円(650円) 高校・学生/500円(400円)
小・中学生/300円(250円)
( )内は20名以上の団体料金
企画展の観覧料で常設展もご覧になれます
「私は41歳のときにモンサヴォン石鹸の雌牛のおっぱいから生まれた」

フランス、そして世界を代表するアフィシスト(ポスター作家)であるレイモン・サヴィニャック(1907-2002)は、長い下積みの後、40歳を過ぎて制作した《牛乳石鹸モンサヴォン》(1948/50年)のポスターによってようやく表舞台の光を浴びた遅咲きのグラフィックデザイナーです。以来2002年に94歳で永眠するまで、商業広告のポスターを中心としたグラフィックデザインに精力的に取り組み、1000点以上の作品とともに、20世紀のデザイン史に大きな足跡を残しました。

本展は、大阪のサントリーミュージアム[天保山]が所蔵するサヴィニャックのポスターコレクションから選りすぐった96点の作品により、彼の長い人生と画業を振り返る本格的な回顧展です。

おりしも今年2007年はサヴィニャック生誕100年の年。デジタル全盛の21世紀のいま、数十年前のアナログなサヴィニャックの作品が人気を博しています。なぜでしょうか?

サヴィニャックのポスターがアイデアの表現として「わかりやすさ」と「クールさ」の絶妙なバランスを兼ね備え、いまなお斬新で刺激的だからでしょう。またそれ以上に、サヴィニャックのポスターに癒されたり、元気をもらったりする体験を多くの人がしている、あるいはそのような体験を求めているからではないでしょうか。サヴィニャックは人に驚きと楽しみ、そして感動を伝えるためにポスターを描きました。彼の人へのあたたかな眼差しに気づくとき、私たちの心に優しい気持ちと元気が湧いてくることでしょう。あなたもエスプリの効いたサヴィニャックのポスターを楽しんでみませんか?

関連イベント

■スペシャル・ギャラリートーク 
 講師:植木啓子氏(サントリーミュージアム[天保山]
 学芸員、本展監修者)
 7月28日[土] 14:00-15:00
■トークイベント「コピーライターが語るサヴィニャックの"コトバ"」
 講師:村上美香(コピーライター)
 8月11日[土] 14:00-15:30
■ギャラリートーク
 8月3日[金]・8月14日[火]・
 9月1日[土]・9月15日[土] 14:00-
■木版リトグラフワークショップ
 9月1日[土]・9月2日[日] 各日10:30-15:30

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)