常設展
第3期展示 特集:質感が伝えること
- 日時
- 2020年10月24日(土)ー2021年1月24日(日)
- 場所
- 常設展示室
詳細
前期:10月24日(土)ー12月6日(日)
後期:12月8日(火)ー1月24日(日)
常設展示室では、岩手の洋画黎明期(れいめいき)の画家佐藤醇吉(さとう・じゅんきち)、昭和の洋画界をけん引し後進を育てた佐々木一郎(ささき・いちろう)、小笠原哲二(おがさわら・てつじ)らが描いた馴染み深い岩手の風景を中心にご覧いただきながら、洋画の流れをたどります。また一方で、村上善男(むらかみ・よしお)や村井俊二(むらい・しゅんじ)による現代的な手法の平面作品もご紹介します。併せて、舞田文雄(まいた・ふみお)や吹田文明(ふきた・ふみあき)の木版画、鈴木盛久(13代)(すずき・もりひさ(13だい))、鈴木貫爾(すずき・かんじ)親子による工芸作品もお楽しみください。
さらに特集として、萬鐵五郎、長谷川誠(はせがわ・まこと)の絵画から、舟越保武、土谷武(つちたに・たけし)、照井榮(てるい・さかえ)の彫刻、伊藤正(いとう・ただし)、泉田之也(いずみた・ゆきや)の陶芸まで、質感や絵肌が興味深い作品を、技法にこだわらず選んで展示します。造形を語る上で、形、色と並び重要な要素と考えられている質感。質感に着目し鑑賞することで、作品の見方にどう影響するかを考える試みです。様々な素材のサンプルに触れながら、質感が伝える作品の新たな魅力を発見していただければ幸いです。※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、本展・イベントを変更または中止することがありますので、ご理解のほどお願いいたします。当サイトやSNSにて最新の情報をご確認ください。
常設展示室
小笠原哲二 《第九十銀行遠望》
村上善男 《花巻湯本椚ノ目熊野神社包囲圖》
鈴木貫爾 《未来仏》 ほか
萬鐵五郎展示室
萬鐵五郎
《赤い目の自画像》
《筆立のある静物》
《羅布かづく人》 ほか
松本竣介・舟越保武展示室
松本竣介
《有楽町駅附近》
《議事堂のある風景》
《パイプ》 ほか
舟越保武
《隕石》
《LOLA》
《聖セシリア》 ほか
各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。
関連イベント
日 時:2020年12月6日(日) 14:00-15:30
講 師:当館学芸普及スタッフ
場 所:常設展示室、グランド・ギャラリー(光壁前)
参加費:無料
対 象:小学生以上一般(定員10名)
*参加には事前申込が必要です。(申込締切:11月20日(金)必着)
コレクショントーク
日時:毎月第2・第4土曜日 11:30-(15分程度)
「萬鐵五郎」「松本竣介」「舟越保武」など、毎回テーマを設定し、学芸員が展示解説を行います。
*参加ご希望の方は当日観覧のための常設展観覧券をお持ちの上、直接常設展示室にお越しください。