岩手県立美術館

常設展

第1期展示 特集:Posing―かたちを生む身体(からだ)

日時
2020年4月24日(金)ー7月26日(日) 
場所
常設展示室

詳細

前期:4月24日(金)ー6月7日(日)

後期:6月9日(火)ー7月26日(日)


 岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、季節ごとに年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
 
 今期の常設展示室の特集は「Posing―かたちを生む身体」と題し、ポーズする身体を描いた作品を展示します。ポーズを取った人体を描いた作品は古今東西数多く存在します。日本では特に近代、明治後期に東京美術学校西洋画科においてモデルを用いた素描教育が体系化され、かたちを備え、かたちを生む最適の題材として、人間の身体研究は美術教育の中で、特に重要な役割を担うこととなりました。特集展示では身体が「かたちを生む」機能を持つこと、すなわち、ポーズを取ることで多彩なかたちを生み出せることに着目し、人間がさまざまにポーズを取った様子を描いた作品を展示します。幅広い前衛的な表現に取り組み、人物像にも優れた作品を残した萬鐵五郎、裸婦表現で脚光を浴びた五味清吉(ごみ・せいきち)、刻々と変化する自身の肉体と向き合い、迫力ある自画像を描いた児玉晃(こだま・あきら)らの作品をご覧いただきます。
 
 また常設展示室では、佐々木精治郎(ささき・せいじろう)、白石隆一(しらいし・りゅういち)、橋本花(はしもと・はな)、杉村英一(すぎむら・えいいち)、村上善男(むらかみ・よしお)、舟越直木(ふなこし・なおき)らの絵画、内藤春治(ないとう・はるじ)、鈴木貫爾(すずき・かんじ)らの工芸、堀江尚志(ほりえ・なおし)、佐藤祐司(さとう・ゆうじ)らの彫刻作品も展示します。特集と併せてお楽しみください。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止を受け、記載の展示・イベントを中止することがありますので、ご理解のほどお願いいたします。当館ウェブサイトやSNSにて開催の有無を確認のうえご来館ください。

澤田哲郎 《小休止》 1941年

常設展示室
橋本花 《〔風景〕》
舟越直木 《Drawing 1988》
長谷川誠 《様相-KEYAKI-1989-2》  ほか
萬鐵五郎展示室

萬鐵五郎

《赤い目の自画像》
《筆立のある静物》
《木の間から見下した町》  ほか
松本竣介・舟越保武展示室

松本竣介

《序説》

《議事堂のある風景》

《Y市の橋》  ほか

舟越保武

《青い魚》

《聖マリア・マグダレナ》

《原の城》  ほか

各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。

2020年度 常設展 第1期展示 作品リスト

2020年度 常設展 第1期展示 作品リスト(921.2KB)

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関連イベント


※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部イベントを中止いたします。
詳細はこちら

ワークショップ 「かたるからだ -ポーズを、ポーズの、ポーズから-」

日 時:2020年7月12日(日) 13:30ー15:00

講 師:千葉里佳氏[ダンサー・振付家]

場 所:常設展示室、グランド・ギャラリー(光壁前)

参加費:無料

対 象:小学生以上一般(定員15名)

*参加には事前申込が必要です。(申込締切:6月30日(火)必着

詳しくは、ワークショップのページをご覧ください。

コレクショントーク ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止します

日時:毎月第2・第4土曜日 11:30-(30分程度)

「萬鐵五郎」「松本竣介」「舟越保武」など、毎回テーマを設定し、学芸員が展示解説を行います。

*開始時間は変更する場合があります。

*参加ご希望の方は当日観覧のための常設展観覧券をお持ちの上、直接常設展示室にお越しください。

ボランティア作品解説 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止します

友の会ボランティアが常設展の展示作品について解説します。実施日時は前月下旬に当館ウェブサイトにてお知らせします。

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)