岩手県立美術館

イベント

末盛千枝子氏 特別講演会

日時
2012年3月20日(火) 14:00〜15:00
場所
ホール

詳細

舟越保武の娘であることと絵本、子どもに本を届ける世界的な組織IBBY、被災した子どもたちに絵本を届けるプロジェクトなど、児童図書と絵本に深くかかわる講師の経験をお話しいただきます。
テーマ:「いま岩手にいて、絵本を通して働ける幸せ」
講 師:末盛千枝子氏(「3.11 絵本プロジェクトいわて」代表・編集者)
定 員:一般120名
参加ご希望の方は当日直接ホールにお越しください。 参加は無料です。
講師 末盛千枝子氏

講師プロフィール:

末盛千枝子 SUEMORI Chieko

1941年、彫刻家・舟越保武の長女として東京に生まれる。名付け親は高村光太郎。絵本の編集者を経て、「夢であいましょう」などの番組を手掛けるNHKのディレクターと結婚、2児の母となるが、子どもたちが8歳と6歳のとき、夫が突然死する。その後、絵本出版の世界に戻り、最初に出版した『あさ』が1986年ボローニャ国際児童図書展グランプリ、ニューヨーク・タイムズ年間最優秀絵本、サンケイ児童出版文化賞を受賞。88年すえもりブックス設立。 以後、まど・みちおの詩を皇后美智子様が選・英訳された『どうぶつたち』、98年皇后美智子様のニューデリーでのビデオによる講演録『橋をかける』など独自の出版活動を展開してきた。2002-06年まで国際児童図書評議会(IBBY)の国際理事をつとめた。2010年4月に『人生で大切なことはすべて絵本から教わった』(現代企画室刊)を出版。同年5月に出版社をたたみ、岩手県八幡平市に移住。編集・講演・執筆活動を行なう。

あの地震の後で、津波のことを知り、おろおろしながら、自宅にある絵本を誰かに頼んで、泣いている子どもに届けてほしいと思ったのを覚えています。ところが、結局、それがこの絵本プロジェクトの始まりになり、本当にたくさんの人がかかわって下さることになりました。信じられないほどの絵本が全国から届き、またそれをたくさんのボランティアの人たちが仕分けし、丁寧に手入れをして、たくさんの場所に届けてきました。とうてい実現しないと思っていた「えほんカー」も6台も入手出来て、今ではそれが、三陸のいくつもの街を走っています。

-「3.11 絵本プロジェクトいわて」より

3.11絵本プロジェクトいわて 活動の様子

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)